メンタルが弱い人に向いている仕事8選｜特徴・強み・向いていない仕事まで

何かと落ち込みやすい、職場の人とうまく付き合えない…。本記事は、このような悩みを抱えている方に向いている仕事をご紹介します。

落ち込みやすい人（メンタルが弱い人）は、自身の特徴を理解し、落ち着いて仕事ができる環境を意識することで存分に仕事をすることができます。

「自分なんて…」など考えすぎなくても大丈夫です。人知れず同じように悩んでいる方はとても多いので、ご安心ください。

【前提】メンタルが弱いのは「生まれ持った性質」というケースもある

さまざまな環境によりメンタルが弱くなることはありますが、メンタルが弱い人のなかでも「生まれ持った性質」ということもあります。

子どもの頃から細かなことが気になったり、落ち込みやすい傾向がある人は少なくありません。

しかし「メンタルが弱い＝悪い」ということではありません。自身のメンタルの弱さに気付いている人は、自分を責めるよりも自分の特徴や能力を活かせる仕事を探す方向に進みましょう。

メンタルが弱い人の10個の特徴

はじめに、メンタルが弱い人の特徴をご紹介します。

• 繊細
• 基本的に真面目
• 自己肯定感が低い
• プレッシャーに弱い
• やさしい心の持ち主
• 転職を繰り返しやすい
• ひとりの空間が落ち着く
• 自分の意見を伝えるのが苦手
• 自分に合った仕事だと高い能力を発揮する
• 目・耳に入る刺激が多すぎる職場は不向き

各項目を解説します。

特徴①繊細

メンタルが弱い人の1つ目の特徴は「繊細」です。人の表情や発言が気になり「私、嫌われているのかな...」「あんな言い方しなくてもいいのに...」と気に病むことがあります。

職場に、気分屋な人や喜怒哀楽が激しい人がいると、職場にいるだけでもストレスを感じがちです。また、自分の失敗や周りからの指摘を引きずることも多いです。

失敗や指摘をプラスに受け止められる人もいますが、メンタルが弱い人は仕事に対して消極的な印象が残り、まわりの人間関係にも距離を感じるようになります。

また、このような状態にあせりを感じ、ますます人の行動や言葉に敏感に反応してしまうというループを繰り返すこともあるでしょう。

特徴②基本的に真面目

2つ目の特徴は「基本的に真面目」です。メンタルが弱い人は基本的に真面目な人が多く、仕事に対しても真面目に取り組みます。

そのため、仕事でミスをしてしまうと「失敗してしまった！」と大きくショックを受け、「今度は絶対にミスしないぞ」という気持ちから必要以上にプレッシャーを感じがちです。

特徴③自己肯定感が低い

メンタルが弱い人の特徴の3つ目は「自己肯定感が低い」です。

メンタルが弱い人は繊細な人が多く、あらゆる刺激からダメージを受けてしまい、仕事や対人関係を円滑（えんかつ）にすることがむずかしいです。

こういった経験が重なり「みんなは上手くできているのに…」「自分はダメだ…」と悲観的になることもあります。

特徴④プレッシャーに弱い

4つ目の特徴は「プレッシャーに弱い」です。プレッシャーをかけられることでやる気が起きるタイプと異なり、常に時間に追われる仕事やノルマがあるととても辛くなります。

また「契約がもらえるまでは帰社するな！」など体育会系の精神がある会社も向いていないでしょう。

できればノルマがなく、のんびりとした雰囲気の職場を選びましょう。

特徴⑤やさしい心の持ち主

メンタルが弱い人の特徴5つ目は「やさしい心の持ち主」です。

やさしい気持ちを持つことはすばらしいことですが、やさしすぎるゆえに何かあると自分を責めてしまい、精神的に落ち込むことがあります。

また、職場で他の人が怒られていると自分まで気持ちが沈んでしまうこともあります。基本的には相手の気持ちや立場になって行動（発言）できるため、誰かを強く叱責したり、敵を作ることは少ないでしょう。

特徴⑥転職をくり返しやすい

6つ目の特徴は「転職を繰り返しやすい」です。メンタルが弱い人は、できないことを「できない」と言えず、上司や同僚に助けを求めることがむずかしい傾向があります。

そのため、気がつけばキャパオーバーになり、失敗し、指摘されて自分自身を全否定された気持ちになることも...。

失敗は成功への糧になるものですが、糧になる前に辛くなり、退職するケースは少なくありません。

最後までやり遂げられられなかった経験が「自信」を失う要因になり、人間関係に対して苦手意識を持ち続けたまま転職をくり返してしまうのです。

特徴⑦ひとりの空間が落ち着く

メンタルが弱い人の特徴の7つ目は「ひとりの空間が落ち着く」です。

メンタルが弱い人は、そうでない人よりも職場の人間関係に悩みやすい傾向があります。さらに、さまざまな人と関わる仕事だと（例えまわりが良い人たちにめぐまれていても）疲弊しがちです。

メンタルが弱い人の場合、常にたくさんの人がいる環境よりも、自分ひとりの空間がある方が能力を発揮しやすい場合があります。

テレワークができる仕事、一人ひとりパーテーションで区切られている職場など、自分の空間を確保できる職場であれば落ち着いて仕事ができるでしょう。

特徴⑧自分の意見を伝えるのが苦手

8つ目の特徴は「自分の意見を伝えるのが苦手」です。

メンタルが弱い人は自分の発言によって相手が不愉快な思いをしないか、嫌われるのではないかということが気になり、相手の意見に合わせがちです。

理不尽なクレームや取引先からの無茶な要求にもどのように対応してよいか分からず、帰宅後もモヤモヤすることがあるでしょう。

特徴⑨自分に合った仕事だと高い能力を発揮する

続いては「自分に合った仕事だと高い能力を発揮する」です。「メンタルが弱い人＝働けない」ということはありません。

むしろ、自分に合った仕事だと、普通の人よりも能力を発揮することがあります。

仕事を探す際は「まわりの人よりちょっと得意なこと」「努力しなくてもカンタンに出来てしまうこと」をヒントにしてみましょう。

その上で社風や労働環境、仕事のすすめ方などを確認し、選んでみましょう。

特徴⑩目・耳に入る刺激が多すぎる職場は不向き

最後は「目・耳に入る刺激が多すぎる職場は不向き」です。

常に大勢の人がいる職場や大きな音が鳴り響いている職場は、メンタルが弱い人には不向きです。目や耳から入ってくる刺激が多すぎる場所は、心も体も疲れやすくなります。

「静かな環境で作業ができる職場」の方が落ち着いて仕事ができるため、余分なストレスを減らせるでしょう。

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メンタルが弱い人の「強み」とは？

続いて、メンタルが弱い人の「強み」をご紹介します。

人間関係に苦手意識がある人でも、それは「性格の傾向」であって、決して能力が低いのではありません。

メンタルに自信がなくても社会で通用する「強み」を再確認し、「心が弱い」などと決めつけず、自信をもっていきましょう。

強み①細かなことに気が付きやすい

メンタルが弱い人は、そうではない人よりも細かなことに気がつきやすい傾向があります。

「◯◯が汚れているな。」「◯◯さん、今日はキツそうだな。」といった細かな点に気がつくことが多いはずです。

「気がつかない人＝悪い人」ということはありませんが「気がつける人＝あらゆるトラブルを未然に防げる人」といっても過言ではないでしょう。

強み②相手の気持ちや立場を考えた行動ができる

メンタルが弱い人は、繊細だからこそ「相手の気持ちや立場を考えた行動」ができます。

「こんな風に言うと相手が傷つくかもしれない」「こんな態度を取ると相手が不快に思うかもしれない」といった考え方ができるため、お客様とトラブルになる可能性は低いでしょう。

強み③好きなことや興味があることに対して全力で取り組める

メンタルが弱い人は、好きなことや興味があることに対して全力で取り組める人が多いです。

このようなことに関して情報を集める力が優れているため、追求心が高く、特定のジャンルに対して「プロ」として活躍できる可能性があります。

メンタルが弱い人に向いている仕事8選

メンタルが弱い人に向いている仕事は、以下です。

• 翻訳家
• 芸術家
• 薬剤師
• 事務・総務
• 短期の仕事
• 在宅ワーク全般
• 動物相手の仕事
• ホワイト企業の社員

それぞれ解説します。

①翻訳家

「翻訳家」は外国語で書かれた文章を日本語に翻訳する仕事です。

書籍・映画・ドラマなど、海外のマニュアルや手順などを翻訳することもあります。

外資系企業や外国の特許を扱う事務所などの募集に応募したり、独立して働き、仕事を請けるケースもあります。

高い語学力が必要である点、AI翻訳などの登場により将来性は未知数である点には注意が必要ですが、基本的には一人で業務をこなすことが多い仕事です。

②芸術家

芸術家は、繊細さや感情の起伏を作品に込めることができる仕事です。

むしろメンタルが弱い人こそ画家や作家、演奏家やダンサーなどの仕事で感情を表現することにより、人々の共感や感動を得るでしょう。

芸術家として生計を立てることは苦労がともない、思うように評価を得られないこともありますが、興味がある分野ならチャレンジしてみる価値はあるでしょう。

③薬剤師

薬剤師は薬の調合がメインなので、医師や看護婦のように手術をしたり立ち合ったりすることはありません。

理系でなければむずかしいこと、国家資格が必要でミスがないよう緊張感を持って仕事をする必要がありますが、メンタル的なことで一時的に休んだとしても、再就職はしやすいでしょう。

勤務先を選ぶ際は、職場の雰囲気が良い・忙しすぎないなど職場環境に気をつけて探してみましょう。

④事務・総務

事務や総務など「ノルマ」がない仕事は、メンタルが弱い人にも働きやすい仕事の一つです。

ノルマがある営業などの仕事は「達成できなかったらどうしよう」という不安から精神的に追い込まれるため、メンタルが弱い人にはおすすめできません。

そのため、ノルマがなく、やるべきことが決まっている仕事の方が安定して働けるでしょう。

ただし「ノルマがない＝楽に働ける」ということはなく、臨機応変な対応や気配りなどが求められる仕事であることは知っておくと良いでしょう。

⑤短期の仕事

1日限りや数週間、数ヶ月など短期で終わる仕事は、メンタルが弱い人にも働きやすいといえます。

たとえ人間関係や仕事がうまくいかなくとも「○○まで頑張ろう」と割り切って考えることで気が楽になるでしょう。

安定して仕事を請けることがむずかしい点、スキルアップやキャリア形成がしづらい点などの注意点はありますが、メンタルが弱い人の選択肢の一つといえるでしょう。

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⑥在宅ワーク

基本的に、下記の仕事は在宅ワークとして募集していることがあります。

自宅でひとりで仕事をする＋業務連絡はメールかチャットなど文字やリモートで行うため、対人関係によるストレスは感じにくいといえます。

ただし、完全未経験でもできる仕事はデータ入力やWebライターなどと限られており、その他は企業に属して実績経験を積むか、通信講座やスクールに通って技術を身につける必要があります。

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⑦動物相手の仕事

動物園や水族館の職員、トリマーなど動物を相手とする仕事はメンタルが弱い人に向いている仕事の一つです。

動物の命や安全に関わる仕事なので責任感は必須ですが、人間よりも動物と関わることがメインなので、比較的取り組みやすいでしょう。

ただし、アレルギーがある人はむずかしい点、働くうえである程度体力が必要であることは理解しておきましょう。

⑧ホワイト企業の社員

メンタルが弱い人が仕事を探す際は「評判が良い」という基準で選ぶのもおすすめです。

ホワイト企業で働くとで、パワハラや過剰なノルマ、ハードワークで身体をこわすリスクを下げることができます。

ホワイト企業は競争率が高いため、知名度が高くなくとも経営が安定している「隠れ優良企業」を探してみましょう。

注意点としては、ホワイト企業であっても自分にマッチしているとは限らないこと、企業によって社風が大きく異なる点です。

メンタルが弱い人に向いていない仕事

メンタルが弱い人に向いていない仕事は、下記です。

• 営業
• 教師
• テレフォンアポインター

一つずつ解説します。

①断られることから始まる「営業」

基本的に営業は「断られること」も仕事のうちです。断られることを前提に提案するため、何十回、何百回とお断りを受けることでしょう。

また「最後まで話を聞いてもらえた＝ゴール」でもなく、お客さまから契約をいただく必要があります。

大きなノルマがある会社もあり、同僚がどんどん成績を上げていくうちに精神的に落ち込み、出社することさえイヤになることもあります。

メンタルが弱い人は避けた方が良い職業といえるでしょう。

②高いコミュニケーション力が必要な「教師」

教師は生徒たちをまとめ、保護者とも良好な関係を築く必要がある職業です。

生徒一人ひとりの声に耳を傾け、トラブルが起きれば解決のために話し合い、時にはモンスターペアレントと向き合うこともあるでしょう。

気苦労も多く、コミュニケーション能力が試される職業でもあります。

③断られる確率がとても高い「テレフォンアポインター」

テレフォンアポインターは、一般家庭や企業に電話を掛けて商品やサービスを紹介（営業）する仕事です。

対面ではないからこそ断られる確率は高く、ときには電話先よりキツい言葉を受けることも。

お客様からの言葉や反応を受け止めすぎる傾向がある方は、避ける方が良い職業でしょう。

まとめ：メンタルが弱い人は「落ち着いて仕事ができる環境」を優先的に探そう

今回は、メンタルが弱い人に向いている仕事をご紹介しました。内容を再掲すると、下記のとおりです。

• 翻訳家
• 芸術家
• 薬剤師
• 事務・総務
• 短期の仕事
• 在宅ワーク全般
• 動物相手の仕事
• ホワイト企業の社員

前述のとおり「メンタルが弱い人=働けない」ということはありません。

落ち着いて仕事ができる環境を探し、自分の特徴を活かせる仕事を探してみましょう。

なお、資格なし＆未経験OK＋在宅で仕事ができるWebライターの情報は「【初心者必見】Webライターのメリット・デメリット」をご覧ください。

この記事が少しでもヒントになれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。