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SEO対策にはどのようなメリット(デメリット)がありますか?
このような疑問におこたえします。
結論からお伝えすると、SEO対策には「広告費をかけずにブログを宣伝できる」「購買意欲が高いユーザーを集客できる」などのメリットがあります。
本記事は5分で読めます。少しの間、お付き合いいただけますと幸いです。
そもそも、SEO対策とは?
「SEO対策」とは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)のことで、Googleなどの検索エンジンの検索結果に自身のブログや記事を上位表示させる施策です。
日本の人口の9割がGoogleやYahooを利用していますが、YahooはGoogleと同じ検索アルゴリズムを採用しているため「SEO対策=Googleに評価されやすいコンテンツを作ること」考えればOKです。
SEO対策を行う8つのメリット
SEO対策を行うメリットは、次のとおりです。
- 広告よりも費用対効果が高い
- 購買意欲が高いユーザーを集客できる
- 中長期的にアクセスを見込める
- SNS連携と相性がよい
- コンテンツが資産となる
- 企業(個人)の信頼度が増し、ブランディングに貢献する
- 作成したコンテンツは商談、接客、プレゼンに活用できる
- SNSでの拡散や、自然な被リンクを獲得できる
順に解説します。
メリット① 広告よりも費用対効果が高い
1つ目のメリットは「費用対効果の高さ」です。
「宣伝」というとテレビCMや新聞広告などが思い浮かびますが、これらを利用する場合、莫大な広告費が必要になります。
一方でSEO対策が成功し、自分のブログがGoogleの検索上位に表示された場合は広告費はゼロです。
また、何度クリックされようとも「無料」です。
有料広告を利用して検索結果の上位に表示させることも可能ですが、クリック数に応じて費用が発生します。
つまり「SEO対策で上位に表示させる=Googleに無料で宣伝できる」といえます。
メリット② 購買意欲が高いユーザーを集客できる
SEO対策の2つ目のメリットは「購買意欲が高いユーザーを集客できる」です。
例えば、Google検索窓に「副業 在宅」と入力したユーザーは、在宅でできる副業に関心があると予想されます。
また「英会話 おすすめ」と入力するユーザーは、おすすめの英会話を探していると考えられますね。
このように、ひとつの検索キーワードに対する「見込み客」を予測できるため、購買意欲の高い読者を集めることが可能です。
ちなみに、下記は消費者がモノを購入するまでに踏むプロセスです。(AISASモデル)
- A:Attention(注意)
- I:Interest(関心)
- S:Search(検索)
- A:Action(行動、購買)
- S:Share(情報共有)
SEO対策では、既に第3ステップの「検索」まで進んでいるユーザーを集めることが可能です。
新聞広告やテレビ広告よりも購買意欲が高いターゲットを集客できる点は、SEO対策の大きなメリットといえます。
メリット③ 中長期的にアクセスを見込める
SEO対策が成功して上位表示されるようになると、中長期的にアクセスが見込めるようになります。
読者の悩みや疑問を解決し、満足度が高い記事であればそれほど頻繁には大きな順位変動は起きません。
数ヶ月の間、メンテナンスやコスト投下なしにアクセスを集められるため、お金を払い続けなければ集客が途絶え手しまう「有料広告」とは対照的です。
ただし、注意点として、検索順位の変動が起こる次の4つの要因は押さえておきましょう。
- 一時的な順位の上下
- Googleアルゴリズムのアップデート
- 自分の記事よりも競合コンテンツの方が有益な場合
- サイト表示速度の低下、リンク切れなどのトラブル
Googleの検索アルゴリズム(評価基準)は年に数回、大きな変化があります。
定期的にリライトし、検索上位を維持することで、長期的なアクセスを獲得しましょう。
メリット④ SNS連携と相性がよい
4つ目のメリットは「SNS連携と相性がよい」です。
SNSを運用している人にとって「ネタ」になることはもちろん、ブログ記事をSNSで拡散することで多くの人の目に触れ、アクセスを集めることができます。
また、良質な記事であれば、記事を見た人がさらに拡散してくれることも。
その結果、検索エンジン上においても良い評価が得られるため、SEO対策を行う際はぜひSNSもセットで運用してみましょう。
メリット⑤ コンテンツが資産となる
ブログなどのコンテンツは、記事を書くほど「資産」になります。
1つの記事が集客力を持つと、内部リンクでブログ全体に効力を行きわたらせることが可能です。
SEO評価の高い記事が集まれば、サイト全体の評価が高まり、ドメインパワーが高まります。
また、独自ドメインを取得しているブログは、基本的にネット上から勝手に消えることはなく、半永久的に残ります。
良質なコンテンツ投稿を重ねることで、着実に資産として積み上げていくことが可能になります。
メリット⑥ 企業(個人)の信頼度が増し、ブランディングに貢献する
検索エンジンに上位表示されることで、ブランディング効果も見込めます。
基本的に、検索結果の上位に表示されているサイトに対し、ユーザーは「安心感」や「好印象」を持っています。
また、複数のキーワードで上位表示されるようになると「〇〇のことなら、このサイト」と認知されるようになります。
この効果を「単純接触効果」といい、何度も目にすることで信頼感を与えることが可能です。
つまり「検索上位に表示される=ブランドを育てていく」といえるでしょう。
メリット⑦ 作成したコンテンツは商談や接客、プレゼンなどに活用できる
続いてのメリットは「作成したコンテンツは商談や接客、プレゼンなどに活用できる」です。
有益情報を掲載しているコンテンツは、ネット上で集客するだけでなく、実務の場面でも使うことができます。
- 商談
- 接客
- プレゼンなど
上記シーンだけでなく「詳細はこちらを参照」として整理しても良いでしょう。
メリット⑧ SNSでの拡散や、自然な被リンクを獲得できる
最後のメリットは「SNSでの拡散や、自然な被リンクを獲得できる」です。
SEO対策として作成したコンテンツは、基本的に「読者にとって有益なコンテンツになるように」作られているはずです。
そのため、TwitterやFacebookなどのSNSで紹介することで拡散されやすくなり、結果的に「被リンク(ナチュラルリンク)の獲得」につながります。
Googleアルゴリズムでは「被リンクの数と質」は重要な指標とされており、自然な被リンクが多いサイトを高く評価しています。
SEO対策をする6つのデメリット
ここからは、SEO対策におけるデメリットをご紹介します。
- 競合が強いキーワードでは上位表示が難しい
- 上位表示させるには知識と地道な努力が必要
- SEO対策の効果が出るまでに時間がかかる
- Googleアルゴリズムの変動による影響を受ける
- 必ず順位が上がるとは限らない
- SEO対策を外注すると費用がかかる
順に解説します。
デメリット① 競合が強すぎるキーワードでは上位表示が難しい
1つ目のデメリットは「競合サイト(コンテンツ)が強すぎる場合、上位表示が難しい」です。
Googleの検索順位は「椅子取りゲーム」のように、決まった枠を複数のプレイヤーで奪い合うものとも考えられます。
特に以下のような「アフィリエイトで稼ぎやすいジャンル」は、ライバルが強いです。
- 転職
- 金融
- 美容、ダイエット
- クレジットカード
- ウォーターサーバー
これらのジャンル以外でも、月間検索回数が多いキーワードに参入する場合は「実力」が必要になります。
ビッグキーワード(月間検索数:1万~100万以上)
「ビッグキーワード」とは、月間検索回数が1万~100万回になるワードのことです。
「名前・人名・地名」など誰もが知っているキーワードが多く、上位表示できれば大量のアクセスが見込めるため、ライバルサイトも多い(強い)です。
- 国や役所などの公的機関
- 上場企業、有名企業
- 大手メディア
- 専門業者
上記のような専門性・権威性・信頼性(E-A-T)が強いメディアが参入しており、実際に上位表示されているため、中小企業や、個人サイト(ブログ)が上位表示させるのは困難です。
スモールキーワード(月間検索数:1000~1万)
「スモールキーワード(ミドルキーワード)」とは、月間検索回数が1000~1万程度のキーワードです。
中小企業や個人メディアでも上位表示を狙える領域で、「〇〇 おすすめ」「〇〇 口コミ」など複数の単語を掛け合わせたキーワードになります。
アクセス数はビッグキーワードより劣りますが「読者の検索意図が分かりやすい」という点は大きなメリットです。
購買意欲の高いユーザーを集客するためにも、スモールキーワードで着実に上位表示できると強いでしょう。
ニッチキーワード(月間検索数100以下~1000)
「ニッチキーワード」とは、月間検索回数が100以下~1000程度のキーワードのことです。
「〇〇 赤 評判」「〇〇 △△ 違い」など3語の複合キーワードが多く、ライバルが少ないため運営を始めたばかりの個人メディアでも上位表示の可能性があります。
上位表示できても集客数はそれほど多くありませんが、ニッチキーワードでの上位表示を積み上げていくうちに、サイトにパワーがついてきます。
内部リンクで記事同士をつなぐことで、次第にスモールキーワードでも上位表示できるようになるでしょう。
デメリット② 上位表示させるには知識と地道な努力が必要
SEO対策でGoogle上位表示させるには、豊富な知識と地道な努力が必要不可欠です。
- キーワード選定
- 競合調査
- タイトル
- 見出し
- 本文
- 内部リンク
これらは基本中の基本であり、他にも数多くのSEO施策が必要となります。
読者にとって有益な記事を、Googleにも分かりやすいように書き続けるためには、多くの学びと時間が必要です。
コンテンツはお客様との「接点」なので、企業でいえば「接客」「営業」のひとつです。
知識や努力なしでは成功しないどころか、ブランドを傷つける可能性すらありますが…
一方で、努力してSEOスキルを身につけることで、コンテンツが毎日休まず集客してくれる「営業マン」となるでしょう。
デメリット③ SEO対策の効果が出るまでに時間がかかる
基本的に、SEO対策の効果があらわれるまでには時間がかかります。
検索エンジンは下記の流れでコンテンツを評価しており、
- クロール(ページの発見)
- インデックス(ページの登録)
- ランキング(検索順位がつけられる)
キーワードやサイトの強さによって違いはありますが、ページを公開してからインデックス登録されるまで数日~数か月かかることもあります。
その後、Googleが読者の反応を確認しながらランキング(順位)を決めていくため、最終的に検索順位が上位で安定するまでには「2~3か月ほどかかる」と覚えておきましょう。
ニッチキーワードであれば公開後 数日で上位表示されることもあるため、ブログ開設直後は「ニッチキーワード」から集客するのがおすすめです。
デメリット④ Googleアルゴリズムの変動による影響を受ける
Googleなどの検索エンジンは「読者が求める情報を提供すること」を重要視しており、検索順位を決めるアルゴリズムを定期的に更新しています。
そのため、年に数回行われるGoogleアルゴリズムのアップデートでは、検索順位に大きな影響を与え、1位表示だった記事が急に大きく下がることがあります。(逆もあり)
良くも悪くもGoogleアルゴリズムに集客力を依存していることは、SEOのデメリットともいえるでしょう。
ただし、Googleはずっと「ユーザーファースト」を重視しているため、読者のためになるコンテンツを積み上げていれば、アップデートを恐れる必要はありません。
一時的な順位変動があっても、いずれ、有益なコンテンツは上位に戻りやすくなります。
デメリット⑤ 必ず順位が上がるとは限らない
SEO対策は、どれだけセオリー通りに施策しても、必ず効果が出るとは限りません。
Googleアルゴリズムの評価には数百もの基準があり、ブラックボックス化しています。
Google社員とAIが改良を重ねている内側は誰にも知ることはできませんし、すべてを満たすことは到底できません。
ただ、前述の通り、Googleの理念は「ユーザーファースト」なので、読者にとって有益ではないものは淘汰されますが、読者目線で丁寧に作られたコンテンツは着実に評価を高めていくことでしょう。
デメリット⑥ SEO対策を外注すると費用がかかる
最後にご紹介するデメリットは「SEO対策を外注すると費用がかかる」です。
SEO対策は専門的な知識や経験値など多くの労力が必要なため、外注費用は平均月20万円以上と高額です。
もちろん会社によって料金の差はあるものの、大手広告代理店との契約だと初期費用だけで数百万円になることも。
SEOコンサルティング会社に依頼するのは大手企業が多いですが、集客力を高めたい中小企業もSEO対策には積極的に取り組んでいます。
なお、個人運営で外注したい方は「ココナラ」「クラウドワークス」などを利用してみましょう。
その際、費用は安価でも、効果があるかどうかはしっかりと見極めることが大切です。
まとめ:SEO対策によって得るメリットは大きい!知識を得て実践しよう
今回は、SEO対策のメリットとデメリットを解説しました。
メリットをまとめると、以下の8つです。
- 広告よりも費用対効果が高い
- 購買意欲が高いユーザーを集客できる
- 中長期的にアクセスを見込める
- SNS連携と相性がよい
- コンテンツが資産となる
- 企業(個人)の信頼度が増し、ブランディングに貢献する
- 作成したコンテンツは商談、接客、プレゼンに活用できる
- SNSでの拡散や、自然な被リンクを獲得できる
デメリットは、以下の6つでした。
- 競合が強いキーワードでは上位表示が難しい
- 上位表示させるには知識と地道な努力が必要
- SEO対策の効果が出るまでに時間がかかる
- Googleアルゴリズムの変動による影響を受ける
- 必ず順位が上がるとは限らない
- SEO対策を外注すると費用がかかる
SEO対策には時間と労力がかかりますが、無料で始められる上に中長期的な集客効果が見込めます。
世界中の企業や個人がSEOによって集客やブランディングを行っている事実を見ると、そのメリットは計り知れません。
ユーザー目線で有益なコンテンツを積み上げ、一つ一つ資産として積み上げていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。