SEOの力でサイト集客を成功させたいな。
このようなお悩みを解決します。
このページでわかること
- キーワードの選び方
- キーワード選定のあとにやるべき3つのこと
SEOは、キーワード選定が命です。
少し厳しい話ですが、どれだけ良質な記事を書いても「狙うべきキーワード」で上位表示できなければ、アクセスは見込めません。
ページ内の手順を一つずつ進めて、実際にキーワード選定をトライしてみましょう。
【ブログ集客に向けた】キーワードの選び方
キーワードの選び方は、以下のとおりです。
- 狙うキーワードの候補をあげる
- 記事にするキーワードを決める
- キーワードの優先順度を決める
- キーワードをもとに記事を書く
1つずつ ご紹介します。
手順①狙うキーワードの候補をあげる
はじめに、狙うキーワードの候補をあげましょう。
今回は、以下を例にしてキーワードを選定します。
- サイト:おしゃれな家具ECサイト
- ジャンル:家具全般
- ターゲット:一人暮らしの人
ECサイトとは?
自社の商品・サービスを販売するサイト
「狙うべきキーワード」とは?
キーワード選定の目的の1つに「来てほしいユーザーにアクセスしてもらうこと」があります。
例えば、家具ECサイトの目的は「家具を買ってもらうこと」なので「ネットショッピングでいい家具を探している人」が来てくれると助かりますね。
具体的には「一人暮らし 家具 おすすめ」のキーワードで上位表示できれば「一人暮らし用の家具を探している人」が購入してくれる可能性がありますね。
はじめは思いつきでキーワードを出してOK!
ブログテーマに関するキーワード候補をあげるといっても、現段階では「SEOキーワードとして正しいか?」は考えなくてOKです。
例えば、
「家具 おすすめ」
「一人暮らし 家具」
「おしゃれ 家具」
「モテる 家具」
このような感じで、ざっくりとキーワードを考えて メモしましょう。
実際にキーワード検索して結果を見る
次に、先ほど候補にあげたキーワードを 実際に検索してみましょう。
例えば「一人暮らし 家具」で検索してみると、以下のような結果になりました。
上位に表示されたサイトは、
1位:ECサイト(販売ページ)
2位:メディア(記事ページ)
3位:ECサイト(記事ページ)
なので、3位のECサイトが運営する「記事ページ」の順位なら狙うことができます。
実際に3位のページにアクセスしてみて、
みたいな感想を持ちつつ見ていくと、コンテンツに盛り込むべき内容も見えてくるため おすすめです。
手順②記事にするキーワードを決める
次に、キーワードを絞り込んでいきます。
1)「関連キーワード取得ツール」で関連性の高いワードを調べる
「関連キーワード取得ツール」 をつかって、関連性の高いキーワードを調べましょう。
検索窓に 候補のキーワードを入力すると、以下のように表示します。
2)Googleキーワードプランナーで検索ボリュームを調べる
関連キーワード取得ツールで調べたキーワードをもとに、今度は「検索ボリューム(1ヶ月に検索される回数)」を調べます。
「Googleキーワードプランナー 」を開き「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックしましょう。
続いて、さきほど「関連キーワード取得ツール」 をつかって調べた「サジェストキーワード10個」をコピーします。
コピーした「サジェストキーワード10個」を、キーワードプランナーの以下のスペースに貼り付けて「開始する」をクリックしましょう。
「過去の指標」をクリックして「月間平均検索ボリューム」をクリックすると、月間平均検索ボリュームが多い順に並び替えることができます。
以下のようになればOKです。
手順③キーワードの優先順度を決める
ズバリ、優先的に書くべき検索ボリュームは「100~1000」のキーワードです。
なぜなら、
- 検索ボリューム100未満:上位は取れるが、アクセスが少ない
- 検索ボリューム1000以上:ライバルが多い(強い)ため上位を取りづらい
このような理由があるからですね。
はじめのうちは、検索ボリューム「100〜1000」のキーワード1つに対して1本の記事を書きましょう。
※注意:1つのキーワードで、2つ以上の記事を書くのはNGです。
【補足】ブログアクセスの増やし方
SEOでコツコツとアクセスを集める方法は、以下のとおりです。
- 適切な検索ボリュームで
- 記事を書いて関連記事をためつつ
- ボリュームの多いキーワードを取りにいく
④キーワードをもとに記事を書く
書くべきキーワードが決まったら、いよいよ記事を書いていきましょう。
基本的に、1つのキーワードに対して、1つの記事を書きます。
記事を書くポイントは、以下の3つです。
- 読者をイメージ + 検索意図を考えて書く
- 検索ボリュームの多い記事に内部リンクを設置
- ロングテールキーワードも書いていく
ロングテールキーワードとは?
メジャーではないけれど、ニーズはあるニッチ(競争者が少ない/すき間)なキーワードのことです。
くわしく解説します。
1)読者をイメージ + 検索意図を考えて書く
キーワードの選び方をもとに 書くべきキーワードが決まったら、以下の2つを想像しましょう。
- 読んでくれる読者
- 読者は何を知りたいか?
例えば「一人暮らし 家具 おすすめ」で検索しそうな読者は「これから一人暮らしを始める人」だと考えられますね。
検索意図の調べ方は、Googleの検索窓にキーワードを入力し「サジェストキーワード」をチェックしてみましょう。(以下参照)
サジェストキーワードを見ると、
- 「女性」→ 女性向け
- 「便利」→ 機能性が高い家具
このような情報が求められているとイメージできます。
実際の検索結果は以下のとおりで、
- 安い(コスパのいい家具)
- 家具の選び方
- コーディネート
あたりが目に入るため、上記を踏まえて検索意図を考えてみると
顕在的ニーズ(目に見えるニーズ)
- 一人暮らし用のコスパがいい家具の「選び方」を知りたい。
- おしゃれなインテリアコーディネートを教えてほしい。
潜在的ニーズ(読者本人も気づいていないニーズ)
- 一人暮らしの家具選びを成功させたい
- 一人暮らしの家具をうまく選ぶことで、一人暮らしを成功させたい
このような感じがつかめます。
想定読者と検索意図が決まったら、実際に記事を書いていきましょう!
▶「想定読者」に関するくわしい情報は、以下をご参照ください。
-
【実は簡単】ブログのペルソナの作り方(3ステップ)細かな設定不要
続きを見る
▶「検索意図」に関するくわしい情報は、以下をご参照ください。
-
【ブログ】検索意図の調べ方|SEOとの関係性から活用法まで
続きを見る
2)検索ボリュームの多い記事に内部リンクを設置
SEO上位を目指すために「関連記事」を増やしましょう。
理由は、検索ボリュームの多い記事では、記事単体で上位を取るのがむずかしいから ですね。
このとき、Googleに関連記事として認識してもらうために、
このような感じで内部リンクを張って ツリー構造を意識する とSEO的にGOODです。
「検索ボリュームの多いキーワードで書いた記事」内に「検索ボリュームの少ないキーワードで書いた記事」への内部リンクを貼り、関連記事を増やしていきましょう。
3)ロングテールキーワードも書いていこう
検索ボリュームが多い「ビッグワード」で上位を狙いたい場合は、ロングテールキーワードを狙うのがおすすめです。
ロングテールキーワードとは?
メジャーではないけれど、ニーズはあるニッチ(競争者が少ない/隙間)なキーワードのことです。
1つ前に「ツリー構造で内部リンクをつなげる」話をしましたが、ロングテールキーワードも関連記事の1つとして、いくつか書いてみましょう。
キーワード選定のあとにやるべき3つのこと
コンテンツ制作のあとにやるべきことをご紹介します。
1)検索順位で答え合わせ
記事を公開して2~3ヶ月ほどたつと 大きな順位変動がなくなるため「検索順位チェッカー」を使って順位をチェックしましょう。
このときの順位によって その後の行動が異なるため、順位に合わせて解説します。
50位圏外
50位圏外の場合、記事の内容と狙ったキーワードがズレている可能性が高いです。
解決策として、記事の内容を修正する、もしくは同じキーワードであたらしく記事を書き「301リダイレクト」することをおすすめします。
301リダイレクトとは?
あるURLから別のURLに、サイトの訪問者と検索エンジンを永久的に転送するコードのことです。
301リダイレクト設定をしておけば、過去の被リンクや評価を引き継いだまま、新URLのページへ誘導できます。
30位以内
30位以内の記事は、上位表示の可能性ありです。
リライトすることで、記事を上位表示できるチャンスなので、リライトしてみましょう。
うまくいけば10位以内を目指せるため、自信を持ってくださいね。
※ただし、検索ボリュームが1000以上のキーワードだと、記事1本では上位表示がむずかしい可能性があるので、ロングテールキーワードの記事を増やして内部リンクを貼りましょう。
10位以内
10以内の記事は、SEO対策が成功しているといえます。
現段階で上位表示されているライバルサイトとの戦いになりますが、
・被リンクの数
・ドメインの強さ
・サイテーション(ブログがネット上で話題になること)
など、自分ではコントロールできない領域で差がつきます。
そのため、TwitterなどのSNSを活用して被リンクを獲得したり、サイテーションで評価される対策を試してみましょう。
2)SEOキーワードは定期的にアップデートする
キーワードは定期的にアップデートしましょう。
カテゴリーによりますが、3~4ヶ月に1回ほど(コンテンツ制作+リライトが1クールまわるくらい)行うことで
- 新しいキーワードの発見
- 検索ニーズ(検索意図)の変化
- より効果的なキーワード整理を発見する
などのメリットがあります。
特に、新しいキーワードを見つけることができれば 他サイトよりも早く上位表示を狙うことができるため、大きなメリットですね。
3)関連記事を増やしてビッグワードを狙う
ビッグワードを狙うには、記事単体で勝負するのでなく、関連記事を多く投稿することが有効 です。
ビッグワードに関連する記事をコツコツと増やしていきましょう。
まとめ:キーワードの選び方をもとに、何度もトライしてみよう!
キーワードの選び方を再掲すると、以下のとおりです。
- 狙うキーワードの候補をあげる
- 記事にするキーワードを決める
- キーワードの優先順度を決める
- キーワードをもとに記事を書く
SEOは、キーワードの陣取り合戦です。
どれだけ力を入れて良質な記事を書いたとしても、キーワードを意識していなければ、上位表示されることはありません。
キーワードの選び方を見ながら 実際にトライしてみて、慣れるまでは何度もチャレンジしてみましょう。
初めはむずかしく感じますが、あなたにもきっとマスターできるはずです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。