


このような要望におこたえします。
今回は、ブログ記事の検索順位を上位表示させるために重要な「ロングテールキーワード」の基礎知識と、キーワードの選び方について解説します。

ロングテールキーワードの基礎知識

ロングテールキーワードはSEO対策において非常に重要な戦略です。
まずは、ロングテールキーワードについての基礎知識を始め、メリットなどを解説しましょう。
①ロングテールキーワードとは?
月間の検索回数(ボリューム)が1万回以上の単一のキーワードを「ビッグワード」といいます。
それに対し「ロングテールキーワード」は、複数のキーワードを組み合わせたニッチな検索キーワードをいいます。
例:「ディズニー チケット 値段」「ディズニー チケット 割引」など

②ロングテールSEOとは?
ロングテールSEOとは、単一のビッグワードの上位表示を狙うのではなく、検索ボリュームの少ないニッチなキーワードの上位表示を狙うというSEO戦略です。
例えば「ディズニー」というキーワードでは検索ボリュームはとても大きなものとなり、上位表示は難しいです。
しかしここで「ディズニー チケット」のようにキーワードを組み合わせることによって、検索ボリュームは少なくなりますが、より上位表示の可能性が高くなります。
つまり、キーワードの数が増えるほど検索ボリュームは少なくなるものの、より上位表示がしやすくなるということですね。

③ロングテールキーワードのメリット
検索ボリュームが大きいビッグワードで一気に上位表示を目指したいところですが、開設したばかりのブログや個人ブログにはむずかしいです。
しかし、検索ボリュームの少ないロングテールキーワードで上位表示を目指す方法は、実はメリットも多いので、いくつか紹介しましょう。
メリット①検索意図に合わせたブログ記事が書きやすい
ロングテールキーワードは、複数のキーワードによってユーザーの求めている情報が絞りやすいため、ユーザーのニーズを捉えた良質なコンテンツが作りやすいと言えます。
一方ビックワードの場合は、ユーザーの検索意図を絞ることがむずかしいため、ユーザーの求めている情報ではないことが多いです。

メリット②法人メディアは(予算的に)攻めにくい
基本的に、法人メディア(企業)は検索ボリュームが大きいキーワードの上位表示を狙っています。
逆に考えると、検索ボリュームの少ないロングテールキーワードに対しては、大きな費用をかけて狙うことは少ないといえます。
そのためロングテールキーワードで上位を獲得することができれば、順位変動は少なく、安定的な流入を作ることができます。
メリット③コンバージョン率が高い

ロングテールキーワードはユーザーの検索意図がハッキリしているため、コンバージョンにつながる可能性が高いです。
例えば「シャンプー」と検索するユーザーと「シャンプー 抜け毛防止 ノンシリコン」と検索するユーザーでは、後者の方が検索ボリュームは落ちてしまうものの、検索意図がハッキリしており、購入意欲の高いユーザーであることが考えられます。
メリット④上位表示されやすい
ロングテールキーワードは複数のキーワードの組み合わせのため、検索ボリュームは少なくとも、競合が少なく、上位表示されやすい傾向があります。

ロングテールキーワードを使ってブログで収益を上げるには?
ロングテールキーワードを使ってブログの収益を上げるためには、いくつかのステップが存在します。
どういった仕組み、どういった考え方をもって進むとよいかを解説しましょう。
①ロングテールキーワードで収益UPする仕組みを知る
収益を得る仕組み(流れ)は以下のとおりです。
- ユーザーがサイトに流入してくる
- アフィリエイトなどの広告をクリック(コンバージョン)
当然ながら、ユーザーの流入が多いビッグワードの方が、検索ボリュームの少ないロングテールキーワードより収益は大きいといえます。
そのため、ロングテールキーワードを使った戦略としては、記事を量産してサイトへのアクセスを増やし、ビッグワードに負けないアクセス数を得て収益UPへとつなげる感じですね。
②ロングテール記事に必要な文字数=3,000字以上
ロングテールキーワードの場合は、収益UPのために記事を量産する必要がありますが、闇雲に作れば良いというわけではありません。
SEOを意識した良質なコンテンツを作らなければ、ユーザーの流入は見込めません。
ユーザーの検索意図を満たす満足度の高い記事を作るためには、3,000文字以上は必要となります。
少ない文字数の記事ではユーザーの満足度につながらず、SEOの観点でいえば「良質なコンテンツではない=検索順位が下がる」となるため、できる限り文字数が多くユーザーを満足できるような記事作成を心がけましょう。
③ロングテールを積み上げてビッグワードを獲得する
実は、ロングテールキーワードを積み上げることで、ビッグワードを獲得することが可能です。
方法としては、
- 獲得したいビッグワードを軸にした「ロングテールキーワード記事」をいくつか作る
- それぞれの記事を上位表示させて、各ロングテール記事にビッグワード記事へ飛ぶ内部リンクを貼る
- ロングテール記事からビッグワード記事へのアクセスの流れをができる
このような感じです。
ロングテール記事の検索ボリューム数が少なすぎると効果が薄いですが、流入数が見込めるロングテール記事を量産することができれば、ビッグワードを獲得につなぐことができます。
ロングテールキーワードの選び方

ここからは、いよいよロングテールキーワードの選び方について解説します。
選び方①ビッグワード+関連キーワード
ロングテールキーワードの選び方は
- ブログのテーマとなるビッグワードを選定する
- ビッグワードに関連したキーワードを選定する
このような感じです。
まずは、ブログのテーマとなるビッグワードを選定します。(例えばディズニーに関するブログ記事を書く場合は、全体に共通する「ディズニー」がビッグワードになります。)
次にビッグワードに関連したキーワードを選定しますが、この段階では月間1,000〜10,000回程の検索ボリュームのあるキーワード(ミドルワード)を選びましょう。
※2単語の段階で既に検索ボリュームが少なすぎる場合、ロングテールキーワードの段階でも検索需要が少なすぎることがあります。注意しましょう。
この「関連キーワード」の選び方は、狙うビッグワードに関連した「サジェストワード(Google検索でキーワードを入力すると出てくる候補のキーワード)」を参考にしましょう。

サジェストワードは入力したキーワードを元にした、検索ボリュームの大きい組み合わせが自動で表示されるようになっています。
>>サジェストワードを分かりやすく調べるには、ラッコキーワードがおすすめです。

入力したキーワードを元にしたサジェストワードが一覧表示されるため、どういったキーワードで記事を作成するかを検討しましょう。
選び方②検索ボリュームは気にしなくてOK
ロングテールキーワードは基本的に検索ボリュームが少なく、すぐに効果が現れるものではないため、記事を書くためのモチベーションが保ちにくいです。
しかし、検索ボリュームが100未満のように極端に少なくない限りは、色々と心配しなくても大丈夫ですよ。
ロングテールキーワードは検索ボリュームは少なくとも、ユーザーの検索意図に合った記事を書いていれば上位表示されやすいため、思わぬ流入数を生み出すことがあります。
「検索ボリュームが少ない」といってマイナスに考えず、良質なブログ記事を書いていけば予想以上の効果が現れますよ。
選び方③キーワード選定をして記事を量産する
キーワードの選定が終われば、あとは良質な記事を量産しましょう。
少しずつでも良質なブログ記事を書いて積み上げることで、ロングテールキーワードだけでなく、ビッグワードでも上位表示されるようになるでしょう。
まとめ:ロングテールSEOでブログを書いてニッチに攻めよう!

今回はロングテールキーワードの基礎知識から、収益UPの方法、キーワードの選び方などについて解説しました。
大手メディアがビッグワードの検索上位を占めることが多いですが、個人ブログであってもロングテールキーワードで地道に積み上げていくことで、上位表示も夢ではありません。
少しずつコツコツと、ブログ記事を積み重ねていきましょう。